江崎 秀男
教授
食品機能学
http://www.food.sugiyama-u.ac.jp/lab/shokuan/
管理栄養学科の皆さん、初心を忘れず、学生生活を有意義に、また想い出多きものにして下さい。私も、皆さんとともに学び、卒業までの学生生活の支援をさせていただきます。
さて、私が所属する食品機能学研究室では、人の健康維持・増進に関わる食品、食品成分について、学生(大学院生)とともに研究に励んでいます。近年、食品中の抗酸化成分が、活性酸素やフリーラジカルに起因する種々の生活習慣病の予防、老化の抑制・遅延に役立つことが明らかになりました。当研究室では、“人間の英知の結晶”ともいえる発酵食品について、抗酸化性をはじめとする多様な機能性を解明するとともに、その発酵能を利用した新しい機能性食品の開発にも取り組んでいます。
研究室の学生は明るく、何事にも活発にチャレンジしてくれます。学会発表や工場見学、また食品関連の催しにも積極的に参加しています。研究活動のほかにも、幅広い知識と体験を得るため、多くのイベントを行っています。
学生の皆さん、この4年間が充実したものになることを祈っております。
1950年
岐阜大学大学院農学研究科
博士(農学) 名古屋大学大学院生命農学研究科
味噌、醤油、納豆などの伝統的な大豆発酵食品の抗酸化力を、新しい評価法として注目されつつあるORAC(Oxygen Radical Absorbance Capacity)法で測定し、我が国における各種食品の抗酸化能のデータベース化を支援する。また、種々の食品素材を用いて発酵というプロセスを経て、その保健機能性を増強させた新しい食品(豆乳を用いたチーズ様食品など)の創製に努めています。
日本食品科学工学会 中部支部長(平成22年~)
日本家政学会 代議員(平成22年~)
日本食品科学工学会第56回大会 副会頭(平成21年)
日本食品科学工学会 理事(平成20年~)
あいち健康長寿産業クラスター推進協議会主催健康・機能性食品分野研究会講師
(平成18年)
日本食品科学工学会中部支部 運営委員(平成17年~)
日本食品科学工学会第49回大会 実行委員(平成14年)
日本栄養・食糧学会中部支部 評議員(平成11年~)
日本食品科学工学会中部支部 評議員(平成10年~)
(論文)
Absorption and Excretion of the 8-Hydroxydaidzein in Rats after Oral Administration and Its Antioxidant Effect.(2005)
J. Nutr. Sci. Vitaminol.(Tokyo), 51(1), 80-86.
(論文)
醤油粕より調製したイソフラボン分画物の抗酸化素材としての有用性(2004)
(著書)
Chapter 4 「食品の製造・調理加工と安全性の確保」(2010)
食品安全学 第二版
(著書)
味噌の機能性とその生理活性成分/発酵・醸造食品の最新技術と機能性(2006)
シーエムシー出版