2010年の有病率は8.4%で、今も増え続けています。
高齢化が進む日本では、ほどなく10人に1人の割合で発症すると予想されています。
2010年で242万人の患者さんがおられます。
この数字は、脳卒中、がん、心筋梗塞と、ほぼ同じ数字です。
現時点では、進行を遅らせる薬しかありません。
アメリカなど各国で使われている簡単なテスト(MMSE)を紹介します。
よろしければ、試してみてください。
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時間の見当識・・・各1点
今年は何年ですか?
今年は何月ですか?
今の季節は何ですか?
今日は何日ですか?
今日は何曜日ですか? -
場所の見当識・・・各1点
ここは何県ですか?
ここは何階ですか?
ここは何市ですか?
ここは何地方ですか?(例:関東地方)
ここは何病院ですか? -
3単語の記銘・・・各1点
3つの単語を覚えてください(例:ボール、旗、草) -
注意計算・・・各1点
100から逆に7ずつ引いていって下さい(5回計算を行う) -
3単語の遅延再生・・・各1点
さっき覚えた3つの単語を言って下さい -
物品呼称・・・各1点
2つの物を見せながら「これは何ですか?」と聞く(例:時計、鉛筆) -
復唱・・・1点
1つの文章を繰り返し唱えてもらう
(例:みんなで力を合わせて綱を引きます)
以下、11まで続きますが、特に3,4,5で、つまづきが起こりやすいらしいです。
計算をしているうちに忘れるらしいです。
私も不安ですが、「栄養」「運動」「休養」を意識して、
特に不足しがちな「運動」をしっかりと摂るとともに、
知的刺激のある生活をして、
少しでも発症を遅らせたいと思います。
by石原